POSはProof of Stakeを省略したものです。これは仮想通貨のブロックを生成する時の認証方法の1つです。
ちょっと難しい話になりそうですね(汗) ここは飲み物でも用意して頂いてじっくり行きましょう。
仮想通貨の多くは、コインが発行上限に達するまで新しいコインを発行(鋳造)してゆく仕組みを持っています。
仮想通貨の基軸通貨であるBTC(ビットコイン)を例に考えてみましょう。BTCの発行上限は2100万枚です。
2018年現在その80%程度が発行されているようです。その発行の仕組みは、POW:Proof of Workと呼ばれています。
POWではブロック生成時の認証を最も速く行った人(マイナー)がその報酬という形でBTCを獲得することができます。Proof of WorkのWorkは認証の作業を意味しているのですね。相対するPeer to Peer の2者間で誤りなく取引が出来ることが仮想通貨の特徴です。
この取引の正当性を担保しているのがブロックチェーンと呼ばれる台帳であり、これを更新しているのがマイナーです。そしてこの仕組がPOWなのですね。説明している私も少し頭が痛くなってきましたが、これをお読みの皆さんは大丈夫でしょうか?
ここまでの話を整理すると・・・
1) 仮想通貨の取引には認証作業が必要であること
2) 認証作業を経て新しいコインが対価として発行されることとなります。
ブロックチェーンを維持していくのに必要な作業と、その作業の対価としてコインを獲得する者の存在、そしてそれを利用してコイン発行していく仕組みがとても興味深いですね。
では、話を戻してSanDeGoが採用しているPOS:Proof of Stakeについてです。
上記でPOWの仕組みをみているので、もう簡単です。POWでは認証計算作業(Work)に頑張った者がコインを得る仕組みでしたが、POSではコインを保有している人が専用ウォレットでStake(賭ける設定にし)ていれば、その量に応じてコインを得る事ができます。
POWでは膨大な計算能力が必要となりますが、POSは計算能力は必要ありません。
ウォレットにコインを入れておくだけでコインが増える楽しさが体験できます。
POSは上記で見たとおりStakeすることでコインを得ることですね。
マイニイング(Mining)は採掘を意味する言葉ですが、仮想通貨では「POWやPOSに参加してコインを得る(採掘する)」ことをより明示的に指す言葉です。さて、POSマイニングはPOWマイニングと違い、パソコンの性能の高低は基本的に関係ありません。とは言っても流石にウォレットがまともに動作しないなどの恐ろしく旧式なものでは困りますけども、高性能なパソコンを使う必要は全くありません。このあたりの特性は万人向けと言えそうですね。
POS通貨であるSanDeGoコイン(SDGO)をマイニングする為には、
1) 専用ウォレットを使用すること
2) ウォレットを暗号化した場合はアンロックしていること
3) ウォレットにSDGOの残高があることの条件を満たす必要があります。
POSの論理を実装しているのは専用ウォレットだけです。
なので残念ながら、Sensuや取引所にあるSDGOは増えることがありません。
ウォレットを暗号化した場合は、アンロックして下さい。
そうしないとPOSが稼働せずコインが増えること事はありません。
暗号化をしていない場合はそのままでPOSができます。
これはまぁ記載するまでもないですね、元手が0なものは増えようがないという冷徹までな資本主義社会の理(ことわり)です。